カブキブログ

どうしてもインデックスされないページがURLを変更したらINDEXされた

2020.08.07SEO
どうしてもINDEXされない時の最終手段

みなさんこんにちは。

今日は弊社がご支援しているSEO案件の内、どうしてもインデックスされないページのURLを変更したら、途端にインデックスされた、という特殊な事案についてお伝えします。

サイトの概況

具体的なURLの形でお伝えできないのが残念ですが、こんな特徴のサイトです。

  • ・「TOP > カテゴリ > 詳細」という一般的な構造のポータルサイト
  • ・詳細ページの総数は約1,800URL
  • ・詳細ページの約3割以上にしっかりと独自コンテンツが盛り込まれている
  • ・詳細ページ個別にcanonical URLが指定されている

というサイトで、「詳細ページがインデックスされない」というご相談でした。

このサイトの詳細ページは

/detail/?id=xxxx
※ 実際のディレクト名やパラメータ名とは異なります。

というURLの形で生成されるのですが、

site:hogehoge.com/detail/

で確認しても、1ページしかインデックスが確認できませんでした。

Googleのsite:で確認した様子

サーチコンソールの「カバレッジ」を確認するとGoogle的にはすべての詳細ページがこのURLに対して「Google が選択した正規 URL」として(勝手に)正規化されてしまっていることがわかりました。

このURLだけが詳細ページで唯一インデックスされている

詳細ページはすべてこのような状態でした。

サーチコンソール上では「重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました」もしくは「検出 – インデックス未登録」として分類されていました。

コンテンツがスカスカなページであるならばわかりますが、一定作り込まれたページでこのような問題が発生するのは、今までに見たことがありませんでした。

お客様にお話をお伺いしたところ、唯一インデックスされていて「Google が選択した正規 URL」として扱われる対象となっていたURLは、サイトを制作したときに一番最初に作った詳細ページであるとのこと。

このコメントを受けて私は「コンテンツの独自性もしくは内部リンクに問題がある可能性が高い」と判断し、以下のような対策を実施しました。

当初行った対策

  • ・詳細ページに独自コンテンツを追加
  • ・内部リンクのアンカーテキストが「詳細はこちら」となっていたのを個別に
  • ・詳細ページ用のXMLサイトマップを出力して、送信
  • ・旧サーチコンソールの「URLパラメータ」メニューからパラメータ「id」を「特定」→「すべての URL」で設定
  • ・特にコンテンツがしっかり入っているページについてはインデックスリクエストを手動で送信

どれもSEOでセオリーとされている対策です。

しかし、この状態で2週間待ちましたが、インデックス状況は変わりませんでした

解決のきっかけ

途方に暮れていたところに、施策の実装に協力いただいていた制作会社様から、
「現在のURLであるパラメータ(?id=xxx)表記が同一ページのバリエーションと判断されている可能性があるのでは。URLを変更してしまうのはどうか?」というアイデアをいただきました。

これはSEOでよくある質問ですが、一般的にGoogleはパラメータが用いられているURLを特別扱いせずきちんとコンテンツを評価するとされているので、当初の私はこのご意見に懐疑的でした。

※ 当時の私のメール返信


URL変更案に対する片川のメール返信


しかし、さらに2週間待っても一向に改善の兆しを見せないため、藁にもすがる気持ちでURL変更に踏み切ることにしました。

URL変更の要件

この時の方針は以下の通りです。

  • ・/detail/ 以下の出力URLを変更する。(例: /detail/?id=1234 → /detail/1234/)
  • ・唯一インデックスされているURLのみ新URLに301転送を設定する。
  • ・その他のURLは転送させない。ステータスコード410(Gone)とする。(旧URLにはインデックスもユーザーアクセスも無い以上、転送不要と判断)
  • ・内部リンク、canonical、XMLサイトマップの表記を新URLに書き換える

すると、変更からした次の日には新URLの詳細ページがインデックスされはじめ、3日後にはほぼすべてのURLが有効なものとしてインデックスされました。

詳細ページがすべてインデックスされた!

最初に「実行しない方が良い」と言い切っていた手前、さすがにこの時はプロとして気恥ずかしい気持ちになりましが、問題が解決した喜びが勝りました、ヒントをくださった制作会社さんに感謝です!

トラフィックも急増した

インデックスの改善を契機にトラフィックも急増しています。
初動でこの様子であれば、もう少しクロールを重ねてコンテンツが正しく評価されればさらに上乗せが期待できそうです。

SEOトラフィックも伸びた!

この事案から得られる示唆

今回のトラブルの原因は不明です。
最終的に「インデックスに足るコンテンツである」と判断されているわけですから、バグのような挙動にも見えますね。

面白いのが、見ようによってはGoogleは相変わらずパラメータ付きURLに対して「/」(スラッシュ)区切りのURLとは異なる解釈を付加している、というように感じられる事象であるということです。

特に大規模サイトのURLを考えるにあたっては、「/」(スラッシュ)とパラメータの扱いには注意深く配慮すべきなのかもしれません。

例えばメインのコンテンツはパラメータで切り替えず「/」(スラッシュ)区切りで出力させ、反対に絞り込みや並び替え時は「/」を使わずパラメータで切り替える方がよりGoogleフレンドリーである、という考え方もできそうです。

【ご注意ください】

ご注意いただきたいのは、仮にこのケースと同じように特定のコンテンツグループがインデックスされない場合でも、すぐにURL変更を検討するものではありません、ということです。

まずは基本的なSEO設定やコンテンツそのものに問題が無いかどうかをチェックしてから、最終手段としてご検討いただくべき対策かと思いますので、その点にはご注意ください。

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片川創太

片川創太

2010年ディーエムソリューションズ株式会社入社後、WEBコンサルタントとして活躍。ブログやセミナーなどを通じて当時としては先進的だった内部施策を中心としたSEOの普及に努めた。部長職を経て2015年2月独立。SEOと広告が得意でアクセス解析に詳しく、WEB制作も分かる社長です。趣味はMagic: the Gathering(主な戦績:第9期レガシー神挑戦者決定戦TOP4、GP北京2018TOP8など)。欠点は酒席で人が変わったように飲む事。
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