- TOP
- KABUKI Blog
- GA4はLooker Studioで。テンプレート付きでお届けします
GA4はLooker Studioで。テンプレート付きでお届けします
目次
ついにユニバーサルアナリティクスへのデータ取り込みがストップ
Googleがユニバーサルアナリティクス(以下「UA」)へのデータ送信をストップするとした期日(2023年6月末)からはや2ヶ月が経過しました。
当初の予想ではあらゆるアカウントで7月1日以降の新規データ取り込みはストップすると思われていましたが、実際には取り込みストップのタイミングがプロパティごとに異なるという結果だったようです。
このため多くのアカウント・ビューでデータが取得できなくなるために多少のタイムラグがあったものの、9月5日現在でUAにまだデータが入っているという無料ユーザーは稀なのではないでしょうか。
8月11日付けで新規データ取り込みがストップしたあるUAのビュー
とにかく不便なGA4
代替手段として期待されたGA4ですが、当社のブログやTwitter(X)アカウントでもこれまでに何度かお伝えしております通り、とにかく使いにくいツールとなっています。
具体的には以下のような点です。
- 1. UAと比較してUIが大きく退化した
- 2. 「レポート」画面でのデータのフィルタリングや指標のカスタマイズがやりにくい(機能も限定的)
- 3. 最もカスタマイズ性の高い「探索」メニューで、最大14ヶ月分しかデータが取り込めない
- 4. 「探索」メニューのユーザー間共有手順が非常に不便
その他、「レポート」画面のデータテーブルに指標を追加すると画面が見切れてしまったり、
データの抽出・検索に従来のセカンダリディメンションや正規表現が利用できなかったり、
なぜか「先月」という最も利用頻度の高い期間指定メニューが無かったり(憤怒)、
とにかく現状ではUAの下位互換としか思えない性能なのがGA4です。
正規表現ぐらい使わせてくれよ・・・
GA4はLooker Studio前提のツールと考える
当初弊社も探索レポートのテンプレートを作成したり、レポートメニューのカスタマイズマニュアルを作成したりしてなんとかGA4を使いこなそうと四苦八苦していましたが、今ではすっかり考え方を変えまして、
「GA4の画面には触らないで、Looker Studio(旧Googleデータスタジオ)を用いる」
方針に転向しました。
理由は簡単で、その方が圧倒的に使いやすいからです。
- 1. 親切できめ細やかなUI
- 2. フィルタリングやカスタマイズが簡単
- 3. ユーザー間共有が楽
当社の場合、お客様へのご報告や、緊急事態における解析の対応が段違いにスムーズになり、GA4のストレスから開放されました。
社内Web担当者さんにおかれましても、同様のメリットを享受していただけるのではないかと思います。
PDF化された1枚ペラの上長向けレポート出力もらくらく。Looker Studioならタイマーを設定して定期的にメール送信させることもできる
Looker Studioのテンプレート
とはいえ、不慣れな方にとってはLooker Studioもまた初期設定や操作の習熟に時間がかかる、なかなか面倒なツールであろうかと思います。
そこで、すぐにご活用いただけるGA4 + Looker Studioの簡易レポートをご用意しました。
以下のリンクからご利用いただけます。
GA4 + Looker Studioの簡易レポート
使い方は簡単で、Googleアカウントにログインした状態でアクセスいただき、↓の部分から任意のGA4プロファイルをご選択いただくだけです。
後はLooker Studioが勝手にレポートを生成してくれます。
※ 当たり前ですが当社へ向けてデータが送信されることはございませんのでご安心ください。
Looker Studioに慣れている方は右上の三点リーダーから「コピーを作成」していただければそのコピーが編集可能な状態になりますので、色々とカスタマイズしてご利用いただけます。
読者の皆様にご活用いただけましたら幸いです。
片川創太
最新記事 by 片川創太 (全て見る)
- シャカパチしながらコードを書ける、エンジニアを探しています - 2024年11月21日
- GA4のユーザー獲得とトラフィック獲得が表示できなくなったのは「メインのチャネルグループ」が原因です - 2024年2月8日
- GA4のデータ取得不備が旧AdWordsリマケタグを削除したら解消した - 2023年11月7日